赤痢の特長
高熱と腹痛を伴った下痢が赤痢の症状です。
下痢便には赤く血液が混じることが多く、便所へ行って排便しても、またすぐ便意をもよおします。
しかし、ほんの少量の便しか出ず、便所にしゃがみ込んで動けなくなるような「しぶり腹」が特長です。
腹痛は左下腹部がキリキリと締めつけられるような痛みです。
赤痢菌は患者のふん便と一緒に排泄され、これがいろいろな経路で健康な人の口に入り感染を起こさせます。
下痢便は手に付きやすく、患者の手に付いた便の中の赤痢菌は、便所のドアの取っ手などに付き、それに触れた人が手も洗わずに手づかみで食物を口に入れると感染します。
調理にたずさわれば食品にこれを付けます。
ハエ、ゴキブリ、ネズミなどがふん便を運び、赤痢菌で食品を汚すこともあります。
井戸水や川の水にはふん便が入っていると考えた方がよいでしょう。
わたくしたちのまわりは、目に見えなくても臭いがしなくても、ふん便で汚れているのです。
開発途上国ではとくに汚れがひどいといえます。
赤痢にかかるのを予防する心得は、手洗いの励行と、加熱調理した食物を調理後すぐ食べること、なま水を飲まないことの3点につきます。
有効なワクチンはありません。
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