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2009年04月 アーカイブ

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きっかけ

イーグルスが結成されたきっかけは、1971年にリンダ・ロンシュタットのバンド Linda Ronstadt & Her Bandのためにミュージシャンが集められたことだった。これにグレン・フライ、ドン・ヘンリー、ランディー・マイズナー、バーニー・リードンの4名が顔をあわせ、彼らは独立して1971年8月にバンドを結成することを思いつく。ロンシュタットが所属していたアサイラム・レコード(拠点・ロサンゼルス)からデビューした。

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もっぱらカントリー・ロック

デビュー当初は、もっぱらカントリー・ロックのイメージが強く、ファーストアルバム『イーグルス・ファースト』に見られるようにバーニー・リードンが演奏するバンジョー、ペダル・スティール・ギター、マンドリンのサウンドがバンドのイメージを決定づけていた。ただ、このころから既に「魔女のささやき」「トライイン」といったハードロック的要素をもった楽曲を示すなど、単なるカントリーロックにとどまることのない成長性を予感させていた。

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プロデューサーは・・・

プロデューサーはグリン・ジョンズで、すでにローリング・ストーンズの『ベガーズ・バンケット』やレッド・ツェッペリンのデビュー作など、ロック指向の強い多くの作品にエンジニアとして関わっていた経験を持つベテランだったが、同作のレコーディング時にはイーグルスをバラード・グループと見なして「君たちはロックンロールに向いていない」などと発言し、しばしば衝突を繰り返したとされる。そのようなプロダクションの制限で、バンドはハードロック的要素を出し控えていたという説もある。

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ならず者

メンバーのグレン・フライが当時同一のアパートに居住していたシンガー・ソングライターのジャクソン・ブラウンと共作した「テイク・イット・イージーがシングルヒットした。以後この曲はバンドのコンサートのオープニングとなっている。

2枚目のアルバム『ならず者』はコンセプトアルバムで、基本的にはファーストアルバムと同様のサウンド構成にとどまり、バーニー・リードン色が強いブルーグラス的な楽曲と、ハード・ロック曲が共存しているものの、その音楽的成熟度としては格段の向上を見せた。タイトル曲の哀愁を帯びたバラード「ならず者」は、後にリンダ・ロンシュタットやカーペンターズから近年の平井堅に至るまで数多くのアーティストたちにカバーされるスタンダード・ナンバーとなっている。

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過渡期

3枚目の『オン・ザ・ボーダー』においては、2曲を収録したところでプロデューサーがハードロック志向の強いビル・シムジク に替わり、またフロリダ出身のギタリスト、元フロウ(Flow )のメンバーであったドン・フェルダーが収録曲中2曲において参加しており、よりハードロック的色彩を強めることとなった。

続く4枚目の『呪われた夜』においては、いまだカントリー色の濃い楽曲も見られるものの、リード・ギタリストは完全にドン・フェルダーに代替わったような印象をもたらした。事実1975年12月にはリードンの脱退を見るに至り、退団したリードンに替わるメンバーとして元ジェイムズ・ギャングのメンバーであったジョー・ウォルシュを迎えて一気にハードロック色を強める結果となった。